古文の時間に演じてもらった狂言は、さわりだけだったけど”本物!”って感じで覚えてらっしゃる方も多いのでは?
(以下、新聞掲載記事)
大蔵流狂言師 網谷正美さん
2008年08月18日
上京区の府立府民ホール・アルティで30日に上演される舞台「『夕鶴』の世界」の演出を担当、自らも出演する。
民話「鶴の恩返し」を元にした劇作家木下順二の戯曲に團伊玖磨が曲をつけたオペラ「夕鶴」を、狂言仕立てにした。主役「つう」のソプラノ歌手高島依子さんら声楽家が登場人物を演じ、ピアノと網谷さんの狂言風の語りで物語が展開する。
「オペラの演出は初めてですが、狂言と声楽という異分野の共演は非常に面白い。狂言のセリフの抑揚やリズムと西洋音楽がうまくかみ合うよう苦心しています」
「つう」が象徴する純粋な世界と、たくらみや欲に満ちた人間世界との対比に焦点を当てたという。「人間には欲に染まるきたない部分がある一方、清らかな部分もある。現代日本で失われつつあるように見える、その清らかな心を忘れてほしくないとの思いを込めています」
高校時代の授業で狂言のテープを聴いて引き込まれ、京都大入学後は狂言研究会へ。卒業後、同志社高校の国語教師の傍ら、大蔵流狂言の茂山家の門人となり、四世茂山千作さんに師事。以来、教師と狂言師の「二足のわらじ」生活は三十数年になる。「教師も狂言も楽しい。一緒にやるのが私の人生。それぞれの経験を生かし合っています」
午後1時と5時の2回公演。3500円、学生と65歳以上3千円。問い合わせは同ホール(075・441・1414)へ。
私は個人的にはあまり印象がないのですが、狂言で有名だというのはよく知ってました。
今村武英君?が浜先生と共にマネしてたような記憶があります。違いましたっけ?
30日・・・ちょっと行けないなあ。